包茎手術は健康保険が適用されない自由診療
病気やけがのためにクリニックを受診する場合、窓口で支払う医療費の金額はきわめて安く抑えられています。
これは我が国が国民皆保険制度を導入しており、本人負担以外の部分は会社の組合や自治体などが運営している健康保険が費用を肩代わりをしているためです。
しかし包茎手術の場合には、通常の病気やけがとは異なり、放置していたとしても生命や健康そのものには影響が及ばないことがほとんどです。
こうした場合は健康保険の適用がなく、すべての費用を患者本人が負担しなければなりません。
このような医療のことを自由診療と呼んでおり、包茎手術のほかにもたとえば美容整形や歯のインプラント治療などが典型的なものです。
もちろん包皮炎などの病気の治療に関連するものであれば、包茎手術であっても健康保険が適用される場合がないとも限りませんが、保険適用の対象となる手術は自由診療のように方法や見た目などを患者本人が選ぶことが難しく、結局は費用をかけてでも自由診療のほうがすぐれている場合があります。
包茎手術ではオプションで費用がかさむことも
包茎手術をするために専門のクリニックを訪れた場合、最初にドクターによるカウンセリングがあり、具体的な治療の方法について説明を受けるとともに、費用についても見積もりを提示してくれるのがふつうです。
包茎手術をしてしまったあとで仕上がりのイメージが違うなどと後悔するようでは困りものですので、このカウンセリングの段階で希望する条件などはしっかりとドクターに伝えておくのがよいでしょう。
費用の見積もりをもらったときに注意したいのは、見積もりの内容に包茎手術そのものに関連の薄い、いわばオプションとしての手術が混在していないかどうかです。
たとえばシリコンボール挿入などはオプションとしてよく見られるものですが、これは男性自身の機能を高め助成を満足させるという効果はあるにしても、本来の包茎手術との直接的な関連はありません。
もちろんせっかく包茎手術をするのでその機会にオプションも追加してトータルで安上がりに済ませるという意図があれば話は別ですが、そうでなければ断る勇気も必要です。
まとめ
このように包茎手術は一般に健康保険の適用がない自由診療であるため、本人が負担する金額が大きくなりがちです。
健康保険の適用が可能な場合もありますが、適用してしまうと見た目や方法などを選ぶ余地が少なくなります。
またクリニックを受診した際、最初にドクターによるカウンセリングを受け、費用の見積もりをもらうのがふつうですが、見積もりにはオプションが追加されていないかどうかチェックが必要です。
包茎手術と直接関係のないオプションで費用が高額になってしまいかねないためです。